今日は “English Grammar in Use”のUnit 88 を気まぐれに読んでみました。
この記事では”English Grammar in Use”を引用しながら、「All と all of の違い」「Most と most of の違い」を学んでいきます。
All と all of の違い
僕も読み始める前はAll と all of の違いが全然わからなかったのですが、”English Grammar in Use”を1回読んだだけでスッキリ理解できました。
結論は以下のとおりです。
- ・一般論として全体のことを言うときは All
- ・特定のグループ内すべてのことをいうときは all of
これだけ聞いてもよくわからないと思いますので、”English Grammar in Use”で使われている例文を引用したいと思います。
- ① All flowers are beautiful.(花は美しい)
- ② All of this flowers in this garden are beautiful.(この庭の花は美しい)
①と②の例文を比べてもらえれば、All と all of の違いはよくわかると思います。
一応説明しておきますと、All のみを使う①の場合は「一般論」として花全体を指すことになります。
②は「この庭の花」とグループを特定しているので、 all of が使われています。
All と all of の決定的な違いはこれだけです。
名詞の直前に注目すればわかりやすいかも
All と All of の使い分けで迷ったら、「その名詞は特定のグループと特定されているか」を考えるとわかりやすいと思います。
それは英文を見ればよくわかります。
①の All flowers are beautiful. は All の直後に flowers という複数名詞が来ています。
②のAll of this flowers in this garden are beautiful. は All of のあとに this が来ています。つまり「この花」と特定しているわけです。
文法の穴埋め問題などの場合には、名詞の直前を見ると正誤が判断しやすいかもしれませんね。
Most と most of の違い
続いてはMost と most of の違いです。
じつはこれも先ほど説明した All と all of の違いと同じ考え方ができます。
つまり、
- ・一般論として全体のことを言うときは Most
- ・特定のグループ内すべてのことをいうときは most of
これも”English Grammar in Use”で使われている例文を引用したいと思います。
- ① Most problems have a solution.(ほとんどの問題には解決策がある)
- ② We were able to solve most of the problems we had.(私たちはほとんどの問題を解決できた)
①は「基本的に、問題には解決策があるよね」という一般論を言っているので、Most を使っています。
一方で②の場合は「私たちの問題」と特定されているため、most of という表現になっています。
「All と all of の違い」「Most と most of の違い」【まとめ】
- ■ 一般論として全体のことを言うときは All ・ Most
- ■ 特定のグループのことを言うときは All of ・ Most of
一見するとややこしそうに見える英文法ですが、”English Grammar in Use”の例文はいたってシンプルでわかりやすいんですよね。読むだけでちがいがスッキリわかります。
もっとくわしく知りたいという方は、”English Grammar in Use” をぜひ読んでみてください。