パソコンを使うときに欠かせないタイピング。キーボードを打つ速度が早くなれば作業が非常に効率的になります。
日本語は得意でも、英語のタイピングは苦手という人は多いのではないでしょうか?
僕も日本語ではブラインドタッチができますが、英語は苦手でした。
ただ、今回紹介する方法でタイピング練習をしたところ、劇的に英字タイピングのスピードがアップ。今となっては日本語と英語でほとんど変わらないくらいのレベルまで上達しました。
というわけで今回は、英語学習をしながら英字タイピングを上達させる3つの方法についてご紹介します。
スタディサプリENGLISHでタイピング練習
最初は、僕が最もお世話になっている【スタディサプリENGLISH】から紹介します。
スタディサプリENGLISHは英会話上達やTOEICスコアアップを目的とした英語学習アプリで、スマホ一つで英語の4技能を伸ばすことができる、いわば”神アプリ”です。
そんなスタディサプリENGLISHでは「ディクテーション(書き取り)」というトレーニングがあります。これは、聞こえてきた英語の音声をそのままタイピングするというもの。
テキストも見ないで音声だけを頼りにタイピングするので、非常に負荷がかかりますが、英語力を伸ばすには効果抜群です。
このディクテーションはスマホでも使えますが、じつはパソコンからも利用可能です。スタディサプリENGLISHはスマホ、タブレット、パソコンとすべての端末に対応しています。
だから、パソコンのキーボードでも使えますし、スマホやタブレットにBluetoothキーボードを接続してタイピングすることもできます。
実際、僕もこのスタディサプリENGLISHでディクテーションを何度もやってきましたが、回を重ねるごとに確実にタイピングのスピードがアップしました。
聞こえてきた音声をそのままタイピングするので、ゆっくり打っているヒマはありません。とにかく早く打つことが要求されるトレーニングなので、自然とタイピングスピードが上がります。
英語学習しながらタイピングの練習にもなるので、本当に素晴らしいアプリだと思います。
世の中には英語アプリがたくさんありますが、ここまでタイピング練習に適している英語アプリは他にありません。ディクテーションに対応している英語アプリは数が少ないので非常に貴重です。
ちなみに、スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれているので、学びたい英語に合わせて選ぶ事ができます。どのコースにもディクテーションのトレーニングがあるのでタイピングの練習が可能です。
- 10秒でわかる!スタサプENGLISH
- ① 速攻で日常会話や旅行会話を覚えたいなら → 新日常英会話コース
- ② スグに仕事の現場で使える英語を身につけるなら → ビジネス英語コース
- ③ 最短でTOEICのスコアをアップをしたいなら → TOEIC対策コース
- ※ すべて7日間の無料(無料期間は申込日が1日目となります)
スタディサプリENGLISHのタイピング画面
スタディサプリENGLISHのディクテーション(書き取り)画面は非常に見やすくシンプルなレイアウトなので、タイピングに集中できます。
ちなみに、ディクテーションはいきなり知らない文章を打つわけではありません。最初に問題演習をやって、本文と日本語訳を確認したあとにディクテーションのトレーニングとなります。
ディクテーションは何度も繰り返しやることができるので、タイピングだけをひたすら練習したい場合にも効果的です。
パソコンからやる場合、アプリのインストールは不要です。サイトURLにアクセスするだけで、すぐにスタディサプリENGLISHのトレーニングが開始できます。
僕は外出先ではスマホ、自宅ではパソコンという感じで使い分けています。
英文添削サービスでタイピングを伸ばす
続いて紹介するのが英語添削アイディー というサービスです。その名のとおり、自分で作った英文をプロの講師が添削してくれます。
流れとしては【テーマをもとに英文を書く → 提出 → 講師が添削 → 添削結果を生徒にフィードバック】という感じで進みます。
作成する英文は、自由英作文も可能ですが、アイディーがいろいろな課題テーマを用意してくれているので、それに沿って英作文をすることもできます。
日本人講師とネイティブ講師どちらも在籍しているので、自分の好きなほうを選べます。僕は半々くらいかな。
英文法のくわしい解説を日本語で教えて欲しい人は日本人講師のほうがいいかもしれません。
英文のテーマについてですが、日記、ビジネスメールといった身近な英文もあれば、以下のような少しアカデミックな課題もあります。
近年日本は出生率の低下に悩まされています。あなたが少子化担当大臣ならどのような対策を行いますか?英語で教えてください。(茨城大2007改)
以前、僕は「生まれ変わったらどんな有名人になりたいか?」というテーマで英作文しました。実際に添削してもらった結果が以下のとおりです。原文と添削を見比べることができるので、非常にわかりやすい。
- 【原文】I’d like to perform on stage in Madison Square Garden if I could.I would like to perform on stage at Madison Square Garden if it were possible.
- 【添削】I’d I would like to perform on stage in at Madison Square Garden if I could.it were possible.
添削だけでなく、以下のような解説も一緒に提示してくれます。
- ・伝わりやすく、とても良い文です!素晴らしいです。
- ・in Madison Square Gardenでも伝わりますが、ピンポイントで場所を指定する場合はatがより自然です。
- ・if I couldでももちろんばっちりですが、添削文では別の表現方法としてif it were possibleと致しました。wereになっているのは、1文目に出てきた「仮定法」のためですが、仮定法のif節の中ではbe動詞の過去形は基本的にwereを使います。ただし、近年はwasを使うネイティブもいらっしゃるようですので、生きた英語としてはwasを使っても伝わります(学校のテスト等ですと☓の可能性もあるのでご注意ください)。
- ・would like to はもともと仮定法由来の表現「(もし可能だったら)~が好きなのですが(=したいなあ)」ですので、このままで文法もばっちりです。
このように英文添削によってライティングスキルを向上させられますし、英作文をするなかでタイピングスキルも向上します。
使ってみて僕が特に感じたのは、無味乾燥な英文よりも、自分の思いが込もっているからタイピングしてて楽しいということです。
タイピングの練習ってどうしても文字量が重視されやすく、特に内容のない英文をタイピングすることが多々あるんですよね。ただ、それだとやってて楽しいと思えないし、英作文スキルも向上しません。
その点、アイディーならどちらのスキルも向上できるし、やってて楽しいので長続きします。
なかなか英文を書く機会ってないですし、ましてやそれを添削してもらえる機会って少ないですよね。タイピングをやりつつ、英作文も書けるようになりたい!という人にはピッタリのサービスだと思います。
英語添削アイディー英作文の本でタイピング練習する
スタディサプリENGLISHやアイディーはWebサービスなので、人によってはハードルが高く感じるかもしれません。
その点、本であれば本屋でもAmazonでも買えるので非常に手軽です。
どんな本を選ぶかが問題ですが、僕としては以下の3冊をおすすめします。
- ・『英作文が面白いほど書ける本』
- ・『瞬間英作文』
- ・『反訳トレーニング』
いずれの本もタイピング用に作られているわけではありませんが、英作文をする過程でタイピングをすることができるので余裕で使えます。パソコンで使うのであれば、メモアプリやWordを使ってタイピングすると良いでしょう。
このうち、特におすすめなのが『英作文が面白いほど書ける本』です。この本は1つの英作文に対して模範解答が2〜3つ付いてます。なので、多様な表現を知ることができて便利です。
瞬間英作文は短文を日本語から英語に訳すトレーニングなので、短い文を何個もタイピングすることになります。短いのでテンポよくタイピングするにはうってつけです。
反訳トレーニングは、日本語を英語に訳していきます。瞬間英作文とちがうのは文の長さと扱うトピックです。反訳トレーニングはニュース記事を使いますので、非常にバラエティに富んでいて楽しい話題が満載です。
英字タイピングの練習方法【まとめ】
- ・スタディサプリENGLISHでタイピング練習
- ・英文添削サービスでタイピングを伸ばす
- ・英作文の本でタイピング練習する
一番おすすめなのが、スタディサプリENGLISHです。繰り返しタイピングするのに適していますし、パソコンさえあれば学習ができてしまうので圧倒的に便利。
実際、英語学習をしながら英語力が伸びているのも実感していますし、タイピング速度も向上しています。
なにを使うか迷っている人は、一度スタディサプリENGLISHを試してみてください。教材を準備する必要もないのでスグに始めることができます。