洋書を買おうと思って本屋に行ったのに「アレ?売ってないじゃん」と戸惑った経験がある人は多いと思います。
日本の新刊書店は和書を売るのが基本なので、洋書を売っているのは大型書店などごく一部に限られています。
今回は欲しい本を安くお得に買うための「効率的な洋書の買い方」についてくわしく見ていきましょう。
この記事を読むことで以下の情報を得ることができます。
- ① 値段が高い洋書を、お得に手に入れることができる
- ② 洋書を買う6つの方法がわかる
- ③ 洋書選びの失敗がなくなる
ネットで効率的に探す&洋書セールを狙うのがおすすめ
最初に結論からお伝えすると、洋書(おもにペーパーバック)を効率的に買うのであればネットで買うのがおすすめです。
そして、なるべく安く買いたい!ということであれば、各書店で不定期に開催されている洋書セールを狙いましょう。
それぞれ一長一短がありますから、それぞれを上手く組み合わせながら洋書を買うようにするのがベストです。
今回、僕が紹介する洋書の買い方は以下の6つです。
- 洋書の買い方
- ① 洋書セールを狙う
- ② Book Depositoryで洋書を買う
- ③ Amazonで洋書を買う
- ④ ヤフオクやメルカリで洋書を買う
- ⑤ Kindleで洋書を買う
- ⑥ 洋書を売っている本屋に行く
ちなみに僕は【Amazonでさがす → 見つからなければBook Depository】という流れで洋書を買うことが多いです。
あるいは、紀伊國屋書店の洋書コーナーを物色してみて、良さそうな本があれば買うこともあります。
① 洋書セールを狙う
ひとつめの買い方は「洋書セールを狙う」という方法です。
これは本を安く買うことに特化したやり方でして、紀伊國屋書店や丸善などの大型書店で定期的にやっているセールを狙います。
たとえば、新宿駅の南口にあるBooks Kinokuniya Tokyo(洋書専門の紀伊國屋書店)では、年に数回洋書の安売りセールを開催しています。
もちろん、新宿だけでなく、大阪・福岡・札幌・広島・富山・新潟などの都市でも開催されているので、地方にお住まいの人でも洋書セールを狙うことが可能です。 不定期開催ですが、おおむね夏と冬に開催されていることが多いですね。
洋書バーゲンのタイミングを狙うと、最大60%OFFで洋書が買えるので、相当お得です。
僕も何度か足を運んだことがありますが、話題の新刊書までかなり安い価格で買えたのには驚きました。
② Book Depositoryで洋書を買う
あまり聞き慣れない、というより初めて知ったという人も多いかもしれません。 Book Depository というのは、ひとことでいえばネット書店です。
本拠地はイギリスにありまして、なんと世界中に送料無料で洋書を販売しています。つまり、送料は一切かかりません。
本はそこまでサイズが大きくないとはいえ、やはり海外から取り寄せるとそれなりに送料がかかってしまうのが普通です。
でも、Book Depositoryならすべて送料を負担してくれます。サイトは見やすく、「この洋書おもしろそう」と思ったら、直感的に買うことができます。
なにより嬉しいのは、表示されている金額だけを支払えばOKということです。
つまり、送料のことを一切気にしないでいいので、「思ったよりお金がかかってしまう」というテンションが下がる思いをすることがなくなります。
ただし、Book Depositoryにも難点がいくつかありまして、
- ・洋書が届くまでに時間がかかる
- ・サイトの表示、住所の入力などがすべて英語
- ・本が傷んでいることがある
上記のようなデメリットを受け入れる必要があります。 あくまでも海外から届くので、日数はそれなりにかかります。
本によりますが、1週間程度は見込んだほうがいいですね。
あと、イギリスのサイトなのですべて英語表記です。英語の勉強、と割り切れればいいですが、住所なども英語で入力する必要があるので、慣れるまで大変かもしれません。
また、遠方から本が届くということもあって、表紙が少し破れていたり、擦れていることがあります。
完全な美品が欲しいという人は、気になるかもしれませんね。
このような難点がありますが、僕は「安く買えるし、品数も豊富」ということで、Book Depositoryをわりと愛用しています。
ちなみに、Amazon では Book Depository が出品者として洋書を販売している場合もあります。
③ Amazonで洋書を買う
3つめの買い方はAmazonを使う方法です。 Amazonでは「洋書」というカテゴリがあるため、膨大な作品数のなかから洋書を選ぶことができます。
以下のようにカテゴリーの中から読みたい本を探したり、ランキングをチェックすることも可能。もちろん、欲しい洋書をピンポイントで検索することもできます。
Amazonで洋書を買う最大のメリットは、作品数の多さと使いやすさです。
蔵書量は膨大ですから、欲しい本が見つからないことは少ないでしょう(たまに欲しい本がないときもあります)。
また、ふだんからAmazonで買い物をしている人にとっては、その延長線上で洋書を買うことができるので、いたって自然ですよね。
一方、デメリットとしては「洋書が届くまでに時間がかかる」「本が傷んでいることがある」という2点です。
Amazonの国内倉庫に在庫があればすぐに届きますが、洋書の多くは海外から発送されるため、やはり1〜2週間ほど時間がかかることが多いです。
また、Book Depositoryと同じように本が傷んでいることも少なくありません(僕は一度、返品したことがあります)。
このように、Amazonでの洋書購入も良いことばかりではありません。
しかし、国内にいながら膨大な作品のなかから洋書が買えるという意味で、かなりありがたい存在です。
④ フリマアプリやヤフオクで洋書を買う
4つめは、メルカリやヤフオクなどから洋書を買うという方法です。
最大のメリットは安く買えること。これに尽きます。
一方で、「欲しい本がなかなか見つからない」「中古本」というのがデメリットです。
僕はGR(Graded Readers)をヤフオクで、ラダーシリーズをメルカリで大量購入したことがあります。
中古本とはいえ、定価の半額以下で買えたのでめちゃくちゃお得でした。
ただ、一部の本に折れや書き込みがあったため、それを許容できない人にはちょっと向かないかも。
とはいえ、お金がかかりがちな洋書を少しでも安く買いたい!ということであれば、メルカリやヤフオクは絶対にチェックしておいて損はないと思います。
⑤ ペーパーバックにこだわらないなら、Kindleがベスト
ここまでは紙の本としての洋書を見てきましたが、ペーパーバックにこだわらないのであれば、Kindleで電子書籍を活用するのがベストです。
正直、僕としてもKindleで洋書を買いたいのですが、どうしてもペーパーバックへのこだわりがあるので、Kindleでの購入は少なくなってしまいます。
とはいえ、Kindleで洋書を買うのはハッキリいって大正解だと思っています。 なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。
- ・欲しい本がすぐに読める(配送待ちがない)
- ・辞書機能が使える
- ・気になるページはメモで残せる
- ・持ち運びがラク(だいたい1000冊入る)
僕も何冊かはKindleで洋書を読んだりしますが、やはり読みたいと思ったときにスグ読めるのは最高ですね。
作品をダウンロードするだけなので。 Kindleには辞書機能も付いてるので、わからない英単語をタップするだけで意味をスグに調べることができます。
また、Kindle端末はめちゃくちゃ薄いですから持ち運びもかなりラク。端末を買わなくても、スマホアプリを入れるだけでも使えるので、移動先でも余裕で洋書が読めます。
ただ僕の場合、本を読みながらページを折ったり、青ペンで書き込みをしたりするので、やはり紙のほうが都合がいいんですよね。読み飛ばしもしやすいし。
そしてなにより、紙で読むのが好きという感覚的な部分も重視しているので、洋書を完全Kindle化するところにまでは至ってません。
洋書の読み放題がかなり神がかってる
最近、僕はAmazonの Kindle Unlimited を使ってます。 いわゆる本の読み放題サービスでして、200万冊以上の洋書が読み放題です。
洋書もかなり充実していまして、本を1冊ずつ買うよりもはるかにお得。 洋書を読むときにありがちな、「途中で挫折してしまう」という問題も、読み放題なら気になりません。
読めない本に当たってしまったら気兼ねなく他の本を切り替えることができるからです。
洋書の値段が高くてなかなか手が出ないという人に、Kindle Unlimited はかなりおすすめです。
ちなみに、洋書だけじゃなくて和書も読めます。書籍も雑誌もコミックも読み放題なので、ハッキリ言ってお得すぎるかなと。
僕もかれこれ4年以上使ってますが、どれだけの冊数を読んできたかわかりません。 30日間は無料でお試しができるので、「洋書をお得に読みたい!」という人はぜひ使ってみて欲しいです。
⑥ 洋書を売っている本屋さんで買う
説明するまでもないですが、日本国内でも洋書を売っている本屋さんはいくつかあります。
洋書の扱いが多いのは、紀伊國屋書店、丸善、そして蔦屋書店です。
特に紀伊國屋書店は海外店舗も多く展開していることから、洋書には強い本屋です。
とはいえ、紀伊國屋書店であっても小さな店舗には洋書が置いていないため、新刊書店で洋書を買うのはなかなかハードルが高めです。
たとえ売っていたとしても品揃えが限られてしまうため、自分の読みたいと思える洋書をドンピシャで買える可能性は低いでしょう。
ですから、本屋に足を運んで洋書をじっくりチェックしたいということであれば、
- 【洋書が買えるおもな本屋】
- ・Books Kinokuniya Tokyo
- ・紀伊國屋書店新宿本店
- ・紀伊國屋書店梅田本店
- ・ジュンク堂書店池袋本店
- ・丸善丸の内本店
- ・八重洲ブックセンター本店
などなど、このあたりの洋書が売っている大型書店を徹底的に攻めてみるのが効率的でしょう。
僕は、こうした大型書店に行って洋書をチェックするのが大好きなので、定期的に行くようにしています。
安くて効率的な洋書の買い方【まとめ】
- ① 洋書セールを狙う
- ② Book Depositoryで洋書を買う
- ③ Amazonで洋書を買う
- ④ フリマアプリやヤフオクで洋書を買う
- ⑤ ペーパーバックにこだわらないなら、Kindleがベスト
- ⑥ 洋書を売っている本屋で買う
僕が洋書を買うときは、基本的にAmazonで探すところから始まります。
そして、Amazonで見つからないときは、Book Depositoryをチェックするという流れです。
洋書セールも行きますが、回数が少ないのであくまでもイベント的なノリで活用しています。
洋書を日本国内で買う方法はいくつもあるので、上手く使い分けながら効率的に安く洋書をゲットしたいですね。