英語学習を継続するうえで、良い辞書との出会いは欠かせません。
今回は僕が試行錯誤してようやくたどり着いた、使いやすくて便利な辞書アプリを紹介します。
最初はウィズダム英和・和英辞典だけで十分
実際にどのアプリを買えばいいのか?という話ですが、まず最初は 【ウィズダム英和・和英辞典 2】 だけで十分だと思います。
【ウィズダム英和・和英辞典 2】は収録語数も豊富ですし、アプリのレイアウトも使いやすく、例文や熟語も見やすいデザインに仕上がっています。
僕のなかでは最も使いやすくおすすめのアプリでして、ネットの口コミでもウィズダムを推す声は非常に多いです。
「英語の勉強をするのに、まずどの辞書アプリを買うべきか?」と聞かれたら、間違いなく【ウィズダム英和・和英辞典 2】をおすすめします。
物書堂アプリで複数の辞書を統合する
【ウィズダム英和・和英辞典 2】と物書堂がどういう関係性なのか説明しておきます。
まず、さきほども紹介した【ウィズダム英和・和英辞典 2】は単体で購入できるアプリです。【ウィズダム英和・和英辞典 2】だけでアプリが販売されています。
物書堂というアプリは辞書だけでなく単語帳などもリリースしていますが(「物書堂」で検索すると、いろんなアプリが出てくる)、ここでは「辞書 by 物書堂」というアプリについて紹介します。
「辞書 by 物書堂」をひとことでいうならば、すべての辞書を一つに統合できるアプリです。言い方を変えると、物書堂を使うといろんな辞書を横断検索できるようになります。
英和・和英辞典だけでなく、国語辞典やその他の辞典をすべてまとめることができるので、辞書間の検索なども可能になります。
英語学習に関していえば、【ウィズダム英和・和英辞典 2】だけでも十分ですが、人によっては英英辞典を使いたいでしょうし、少し難解な語句も載っている辞書を使いたい人もいると思います。
複数の辞書アプリを単体でインストールすると、調べたい辞書アプリをその都度開いて検索しなければいけないので面倒です。横断検索もできません。
しかし、「辞書 by 物書堂」なら一つのアプリで複数の辞書を管理・検索できるので、非常に便利です。
物書堂アプリのUIをお見せします
↑TOP画面はこんな感じ。購入した辞書のアイコンが一覧で表示されます。画面下には【検索】や【履歴】にすぐアクセスできるボタンもあるので便利です。
↑experience という単語を検索してみます。すると、複数の辞書(ここでは3つ)から候補が表示されるので、好きな辞書を選択します。
↑【ウィズダム英和・和英辞典 2】の辞書はこんな感じのレイアウトになります。文字色が分けられていて、非常に見やすい仕様で助かります。
↑画面上部中央をタップすると、他の辞書に切り替えることができます。見たい辞書にチェックマークを入れるだけで、すぐに表示されます。
↑【研究社リーダーズ+】を表示しました。ウィズダム英和・和英辞典 2と比較すると、文字色が少なく、非常にシンプルな見た目なのがわかります。語義も非常に簡潔です。
↑こちらは【研究社新英和大辞典】の画面です。レイアウトがシンプルですが、【研究社リーダーズ+】よりも解説は少し多めです。
こんな感じで、複数の辞書を横断的に調べることができ、なおかつ辞書の切り替えもスムーズにおこなえるのが物書堂のメリットです。
また、辞書に出てくる英単語をタップすれば、すぐにその単語にジャンプしますので、英語学習にはうってつけです。
単体版から無料移行できる
ちなみに、すでに辞書の単体版を持っている人は、無料で物書堂のアプリに移行できます。
さきほど、【ウィズダム英和・和英辞典 2】がおすすめという話をしましたが、物書堂のアプリに移行すれば【ウィズダム英和・和英辞典 2】を含めた辞書の横断検索が可能になります。
僕も最初のころは【ウィズダム英和・和英辞典 2】の単体版を使っていたのですが、他の英和辞書も使いたくなったので、物書堂のアプリに移行して、辞書アプリはすべて物書堂で一括管理しています。
デメリットは値段が高いこと
ちなみに、僕は物書堂のアプリに以下の辞書を購入してインストールしています。
- 【ウィズダム英和・和英辞典 2】
- 【研究社リーダーズ+】
- 【研究社新英和大辞典】
僕は洋書を読むうえで「難解な英単語や固有名詞も引けるようにしたい」と思ったので、【研究社リーダーズ+】と【研究社新英和大辞典】も購入しました。
実際、【ウィズダム英和・和英辞典 2】では意味が載ってない単語でも、【研究社リーダーズ+】と【研究社新英和大辞典】なら意味が見つかることもあるので、買ってよかったと思っています。
しかし、【研究社リーダーズ+】と【研究社新英和大辞典】はどちらも1万円を超えるので、正直高いです。【ウィズダム英和・和英辞典 2】も約3,000円なので、決して安くはありません。
紙の辞書でも同じくらいの値段なので仕方ないともいえますが、心理的に「アプリに1万円超って高いな」という気持ちになると思うので、このあたりは判断に迷うところです。
とはいえ、洋書や英文記事の精読ではこれらの辞書が大活躍するので、個人的にはすごくおすすめしたいところ。
英語の辞書はスマホアプリが最高
辞書の種類についてかんたんに説明したいと思います。英語の辞書を選ぶときに、選択肢は3つあります。
- ① 紙の辞書
- ② 電子辞書
- ③ スマホアプリ
紙の辞書は不便でしかない?
遠慮なしに言わせてもらうと、もはや①紙の辞書を使うメリットは皆無です。「紙の辞書をめくる感じが好き」という懐古主義者でない限り、不便でしかありません。
正直いうと、僕も紙の分厚い辞書のページをめくるときの感覚が大好きです。
しかし、単語の意味を知りたいときに、どう考えても時間がかかりすぎるし、検索履歴も見られないし、語義に出てくる他の単語へジャンプすることもできません。
さらにいうと、分厚いうえに場所も取るし、重いので持ち歩きもできません。
ということで、紙の辞書は選択肢としてはおすすめできません。
電子辞書の意外な欠点
そうなると②電子辞書 or ③スマホアプリという二択になりますが、機能性や単語収録数を考えると「電子辞書のほうが良いのでは?」と思う人も多いと思います。
たしかに、最近の電子辞書は100を超える辞書が収録されていたりするので、単純な情報量だけであればスマホアプリよりも電子辞書のほうが優れています。
しかし、100を超える辞書が収録されていたところで、実際にそれらの辞書をどれくらい使うでしょうか?
僕も過去に電子辞書を持っていた経験がありますが、ふだんの英語学習で使う辞書は1つや2つ、多くても3つ程度でした。
つまり、高いお金を出して電子辞書を買っても使わない辞書や機能が多く、結局ムダになってしまうのです。
スマホの携帯性と操作性が至高
スマホアプリの最大のメリットは、携帯性と操作性の高さです。
電子辞書だと荷物が+1になってしまいますが、スマホはいつも使い物なので気にする必要がありません。
カバンの中身が減るし、デスクのうえのモノも減るので、学習スペースを広く確保できます。
そして、意外と見落としがちなのが「操作性」です。
「操作性って、やっぱり電子辞書のほうが高いんでしょ?」と思われるかもしれませんが、これは大きな誤解です。
最近の電子辞書はたしかに使いやすくなりましたが、ボタンの反応速度はまだまだ遅いし、画面の精細度も高くありません。
スマホの操作性と画面の美しさに慣れてしまった僕たちにとって、電子辞書は前時代的なデバイスにしか映らないのです。
実際、僕も「最新の電子辞書なら、画面もきれいで操作性も高いんでしょ?」と思い、奮発して4万円超の最新版を買ったことがあります。
しかし、使ってみて驚きました。画面の反応が遅いし、検索速度も遅い…。
結局、高いお金を出して買った電子辞書はすぐに手放し、スマホアプリに切り替えることになったのです。
僕が思う、スマホの辞書アプリが優れているポイントは以下のとおりです。
- ① 携帯性が高い
- ② 荷物が減るし、場所もとらない
- ③ 操作しやすく、検索スピードも早い
- ④ すぐに手に入る
- ⑤ 他の単語へのジャンプが簡単にできる
という感じで、スマホの辞書アプリは良いことづくめです。
複数の辞書を使いたい人には必須のアプリ
物書堂の辞書アプリは操作性も高く、使いやすいです。
やはり、複数の辞書を横断的に検索できるのは非常に魅力的だと思います。
英語学習に使う辞書はもちろんですが、国語辞典やビジネス辞典など、いろんな辞書を使う人には非常におすすめしたいアプリです。
物書堂の辞書アプリ自体は無料でダウンロードできますので、そこから好きな辞書を購入していく感じになります。