僕が初めてTOEICを受験したのは大学1年生のとき。TOEICの授業があり、スコアがそのまま単位・成績につながるというものでした。
勉強中から「これは難しすぎる…」と感じていましたが、試験結果も惨憺たるものに。
その悔しい経験があったおかげで、試行錯誤を重ねます。スコアは少しずつですが、年々上昇していきました。
今回は「TOEICが難しすぎる」と感じる人に知って欲しい対処法について、経験談を交えながら解説していきます。
まずは自分の英語レベルを知ることから
「TOEICが難しすぎるからやめてしまう」というのはもったいないと思います。なぜなら、TOEICは就職や転職、昇進や昇給に役立つからです。
自分のキャリアの選択肢を広めることにもつながりますし、スコアUPがそのまま給与UPにも直結します。
僕の経験から言わせてもらうと、まず最初に「自分の現在のスコアはどれくらいなのか?」と知ることが大切だと思います。なぜなら、スコアによって今後の勉強法や対策が決まってくるからです。
自分の現状のスコア(英語レベル)がわからない状態だと、効果的な対策が取れません。
そのためにも、まずはいきなり試験を受けてみるのも1つの手です。会社や大学の場合、受験料の補助が出る場合もあるので、安く(あるいは無料で)受けられる場合もあります。
「いきなり受験するのはちょっと…」という人もいるでしょうし、「7,810円(税込)という受験料が高すぎる…」という人は、試験ではなく公式問題集や模試などを解いて参考スコアを確認するという方法もあります。
いずれにせよ、まずは自分のスコアを知ることから始めましょう。すでに自分のレベルがわかっている人は、このあと紹介する内容を参考にしてみてください。
TOEICが難しいと感じる原因とは
まずは原因を突き止めることから始めましょう。原因がわかれば、それを解決するための効果的な対策を取ることができるので、スコアアップへの最短ルートを進むことができます。
- TOEICが難しいと感じる原因
- ・英文法が身についてない
- ・TOEIC頻出の単語を覚えてない
- ・使っている教材のレベルが合ってない
考えられるのは上記の3つです。まずは自分がどれに当てはまっているのか分析し、対策を講じていきましょう。1つずつ、くわしく解説していきます。
① 英文法が身についてない場合
言うまでもなく、基礎的な英文法を身につける必要があります。最低限、中学英文法を身につけることから始めましょう。
「TOEIC受けるなら、TOEIC用の文法をやったほうがいいのでは?」という声もあると思いますが、TOEICであろうと基礎的な英文法が必要なことは変わりありません。
もちろん、TOEICスコア900点以上を目指す場合は、それに特化した英文法の勉強が必要です。しかし、TOEICが難しいと感じる初期段階では、TOEICに特化した勉強は必要ありません。まずは基礎からです。
僕も昔はそうでしたが、ついつい試験用の勉強が必要と考えてしまうんですよね。しかし、根底にあるのは「同じ英語」です。言い方を変えれば、基礎的な英文法はどんな英語試験(TOEIC、英検、IELTSなど)・ビジネス英語・日常英会話にも役立つ「一生使える武器」ともいえます。
「基礎英文法からやり直すなんて面倒すぎる…」と感じる人もいるでしょうが、中学英文法の本を1冊やればそれでOKです。たとえば『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』という本は、カラーで説明も非常にわかりやすいので、英語初心者でも手を付けやすいとおもいます。
基礎的な英文法がわかれば、TOEICが難しく感じることもなくなると思います。如実にスコアアップが図れると思いますので、まずは英文法の力を信じて、基礎を身につけてしまいましょう。
あるいは、TOEICに必要な英文法や英単語を効率的に勉強できるアプリもおすすめです。
「英文法の勉強はしんどい」という人でも、スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースなら、アプリ1つでTOEICの勉強を完結させることができます。動画講義も充実しているので、非常におすすめです。
実際、僕はこのアプリで勉強して、TOEICのスコアを伸ばすことができました。
② TOEIC頻出の単語を覚えてない
基礎的な英文法と同じように、基礎英単語の習得も不可欠です。TOEICが難しいと感じるのは基礎単語が身についてないという可能性もありますが、それ以上に「TOEIC頻出の英単語が身についてない」というケースが多い気がします。
TOEIC頻出の単語というのは、もっとわかりやすくいえば「ビジネスで使われる英語」ということです。そもそも、TOEICはビジネス英語の力量を測るテストなので、出題内容は当然ビジネス英語寄りです。
つまり、問題に使われる英単語もビジネス英語が多いということを意味します。
言い方を変えると、TOEICは頻出の英単語をおさえておけば、スコアアップを狙いやすいということです(もちろん、基礎単語の習得が前提ですが)。
TOEICの頻出単語を効率的に覚えるのに最適なのが『金のフレーズ』(通称、金フレ)という本です。この本はタイトルのとおり、フレーズで英単語を習得する内容になっています。
ご覧のように、左ページには問題、右ページには答えというレイアウトになっています。このレイアウトのおかげで、英作文をしつつフレーズを覚えられるので能動的な学習が可能です。
また、単語単体で覚えるよりも記憶への定着率が高いというのも大きなメリットです。
僕はこの本とアプリを併用しました。そのおかげでTOEICスコアを大幅に伸ばすことができたので本当に感謝してます。
ちなみに、「金フレ」はTOEIC500点以上の人を対象にしています。「金フレやったけど難しすぎた」という人や、TOEIC500点未満の人、TOEICが初受験という人は『銀のフレーズ』という本から始めるのがいいかもしれません。
③ 使っている教材のレベルが合ってない場合
基礎文法や単語を身につけていてもTOEICが難しすぎると感じることはあります。その場合、使っている教材のレベルを見直したほうがいいかもしれません。
当然ながら、自分の英語力を上回るレベルの教材を使えば、難しく感じます。ですから、教材のレベルを落としたほうがいいでしょう。
TOEICの場合、目標スコア別に教材が分かれていることがほとんどです。公式問題集は別ですが、たいていの教材は「600点突破レベル」「目標スコア900点レベル」などという感じで分かれています。
それらの目安はたしかに参考になりますが、英語初心者の人がいきなり「600点突破レベル」の教材を使えば、難しく感じるのは当然です。こういった教材の選択ミスを起こさないためにも、教材を選ぶ時はしっかり吟味しましょう。
冒頭で説明しましたが「自分の英語レベル(スコア)を知る」というのは、こういう教材選びのときに効果を発揮します。
もし、いまTOEICが難しすぎて挫折しそうという状況なら、使っている教材を見直してみるのがおすすめです。せっかく買ったのにもったいないと感じるかもしれませんが、その教材はスコアがUPした先で使えますので、ムダにはなりません。
「勉強が苦手」という人は断然アプリが◎
「TOEICのスコアが欲しいけど、勉強は苦手」「教材を買ってじっくり勉強する時間がない」という人は、アプリがおすすめです。
アプリを使えばゲーム感覚でTOEIC対策ができますし、動画講義もあるので座学でコツコツやるのが苦手な人には最適です。
また、スマホやタブレットがあればいつでもどこでも勉強ができます(パソコンでもOK)。移動時間や外出先でもサッと勉強ができるので、スキマ時間も活用できます。
さきほど説明したとおり、僕はスタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースを使ったことでスコアUPを実現させました。
けっこう本気でおすすめしたいアプリなので、ぜひ一度試してみてくださいい。