日によって集中力に波があるのが悩みだった。
どんな人にだって波はあるだろうけど、僕の場合はその波が特に大きい。
日常生活に支障が出るレベルで、集中力以前に「生きる活力」みたいなものも削がれてしまう。なにも手につかなくなってしまうのだ。
これではいけない。モチベーションや集中力の低下を改善したい。
では、どうするか?市販のガムとサプリを生活に取り入れたところ、改善が見られたので紹介していこうと思う。
集中力UPのために「ガム」を噛む
僕はちょっとした健康オタクっぽいところがあって、健康やメンタルの悩みがあるとかなり時間をかけて調べるタイプだ。
で、いろいろ調べてみたところ、人が集中したり、やる気になったり、幸福感を感じるためには「セロトニン」という脳内物質が必要らしい。
セロトニンを出すためには日光浴したり、リズム運動(散歩やジョギング)が有効と言われていて、じつは以前から僕も取り入れていた。
でも、なんだか足りない。気分はふさぐし、集中力も高まらない。セロトニンが出てないだろうか…。
そこで調べてみたら、どうやら「ガムを噛むこと」もセロトニンの分泌に効果があるというのだ。
歩行や呼吸、咀嚼といったリズム運動は幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌を高めることが報告されています。これらのことから、ガムを継続的に噛むことがセロトニンの分泌を促進し、日ごろのストレスを軽減することで、唾液中の免疫物質の増加や気分の改善につながったことが考えられ、ガム咀嚼によって心と体両面の改善が期待できます。【独立行政法人 農畜産業振興機構のウェブサイトより引用】
野球をはじめとするスポーツ選手が試合中にガムを噛んでいることがあるけど、あれはガムを噛むことで脳内のセロトニンが活発になり、緊張やネガティブな気分を和らげる意味があるらしい。
これほど手軽で、なおかつエビデンスがしっかりしている方法は他にないのではないか?
僕は早速、近所のドラッグストアに行ってボトル入りのガム(クロレッツ)を購入。
仕事部屋のデスクのうえに置いといて、気づいたときにすぐガムを噛むようにしている。
ガムを噛み始めて3日間ほど。おかげで集中力が高まり、気分のふさぎこみも減り、仕事や勉強の効率が上がったのを実感した。こんなにも早く効果が出るとは…。
ただ、英語学習においてはガムを噛むのは難点もある。それは、英語の音読やシャドーイングがしづらくなることだ。
ガムを噛んで英語を喋るのがデフォルトになると、発音がおかしい状態で身体が覚えてしまう可能性も…(考えすぎか?)。
いずれにせよ、ガムを噛むことが集中力UPや生活の質向上につながることもあるから、ぜひ試してみてほしい。
ガムを噛むことで、甘い物への衝動が減った
ガムを噛むことで満腹中枢が刺激されて食欲が減らせるという嬉しい副次効果もあった。
じつは僕は無類の甘いもの好きで、チョコレートやケーキ、アイスなどを毎日欠かさず食べていた。
もちろん、集中力を高めるためにはそれなりの糖分が必要だけど、僕の場合は度を越して食べすぎてしまう。
甘いものを食べすぎるとどうなるか?
甘いものを過剰に摂取する→血糖値が急激に上がる→血糖値を下げるためにインスリンが大量分泌→血糖値が急激に下がる
という過程をたどる。
問題は「急激に血糖値が下がる過程」にある。
体内で急激に血糖値が下がるとき、人は倦怠感をおぼえたり、無気力な気分になり「なんか疲れてやる気が起きない」という状態になってしまう。
これを「反応性低血糖」というらしい。
反応性低血糖とは食事を摂った後に起こる低血糖のことで、多くは食後2~5時間で起こります。
動悸やめまい、息苦しさ、震え、不安、いらいら、抑うつなど、うつ病やパニック障害と似ている症状が出現します。
- ・動悸や頻脈、浅い呼吸
- ・気分の落ち込み、神経過敏、イライラ、攻撃的
- ・疲れやすい、起床時の無力感、日中の眠気、食事後に眠くなる
- ・集中力の欠如、めまい、ふらつき、物忘れ、眼のかすみ
機能性低血糖症の主な原因は、糖質のとり過ぎです。
食後に血糖値が急上昇し、血糖値を下げるインスリンが過剰に分泌され、血糖値が下がりすぎることで起こります。
【北浦和メンタルクリニックより引用】
ガムを噛み始めてから甘いものを食べる機会が減少し、読書や勉強への意欲や集中力を保てるようになったのを実感している。
ガムを噛むことはセロトニンを増やすだけでなく、甘いものへの欲求を減らして、間接的に集中力UPに寄与してくれるのだ。
やる気や集中力に欠かせない「テストステロン」
サプリメントについては賛否両論あると思うけど、僕は毎日欠かさず摂っている。
ビタミン系や亜鉛のサプリ、エビオス錠は定番として当たり前のように摂っているんだけど、メンタルや集中力の悩みが大きくなったとき、僕はiHerbという海外サイトでサプリを買うことが多い。
もちろん、iHerbじゃなくてもOK。ただ、iHerbは種類が豊富だし、サイトの安全性も高そうだから僕は利用している。
で、僕が集中力や活力を高めるために買ったサプリが以下の2つ(nowfoodsのサプリは世界的にも有名で、アマゾンでも購入可)。
※サプリの摂取は自己責任にもとでおこなってください。
「テストステロン」という物質の名前を聞いたことがある人は多いはず。
テストステロンはひとことでいえば男性ホルモンのことで、男性機能を維持するために欠かせないホルモンだ。
しかし、それだけでなく、テストステロンは「生き方そのもの」に影響を与えることが医学的にも説明されている。
テストステロンは、人の性格や考え方、そしてその人の社会性にも多大で強烈な影響があることが最近の研究で明らかになってきました。(中略)また好奇心や挑戦する心、冒険心、などいわゆるチャレンジ精神にもこの主要な男性ホルモンであるテストステロンが大きく関与しているのです。逆に言えば、テストステロンの低下が、このような勝気や挑戦する心を男性から奪いとってしまう可能性があるのです。全くバイタリティーの無い元気の欠けた男性はテストステロンが低下しているかもしれません。【北村クリニックより引用】
さきほど紹介したサプリは、まさしくテストステロンを増やすためのもの。
また、テストステロン増大にはビタミンDや亜鉛も重要ということで、それを補完するサプリも購入した。
このほか今の日本人に不足し、テストステロンを作るために重要なビタミンやミネラルとして、堀江先生はビタミンDと亜鉛を挙げます。
「ビタミンDは魚、亜鉛は貝類に多く含まれています。最近の日本人はビタミンDと亜鉛が欠乏している人が増えていますが、それは魚介類を食べなくなったせいかもしれません。また、加工食品に多く含まれる傾向がある無機リンは亜鉛の吸収を妨げる作用があるので注意が必要です」【第一三共ヘルスケアより】
集中力や好奇心が不可欠なワケ
読書や勉強って、いってみれば未知への挑戦と同じだと思う。
だって、知らない分野を勉強して、自分が体験したことない世界を味わおうとしているわけだから。
でも、好奇心や冒険心、そして集中力やモチベーションが維持できなければ、学習は続かない。
最初に説明したように、僕は気持ちの浮き沈みが激しいタイプで(おそらく大半は甘い食べ物のせい)、気分が沈んでいるときは何も手につかない。
もちろん勉強だってやる気になれない。
たとえば、「英語の勉強なんてやらなくていいのでは?日本語だけで生きていけるし」というマインドになってしまうのだ。
これはまさしく、セロトニンやテストステロンが不足しているサインだと思う。
ガムとサプリ。あまりに手軽すぎて「本当かよ?」と疑いたくなる人もいると思うけど、これほど手軽でリスクの少ない方法は他にない。
読書や勉強への集中力や意欲を高めたい人は、試してみる価値はあると思う。