英語の勉強を長く続けていると「全然楽しくない…」と感じることがあります。
また、英語の勉強を始めたばかりのころも、やり方がわからずにつまらなく感じることがあるはずです。
もれなく僕も勉強が楽しくない時期がありましたが、試行錯誤の結果、なんとか乗り越えてきました。
どうすれば英語の勉強を楽しく感じられるのか?具体的な原因・解決策を紹介します。
まずやるべきは「原因の特定」
英語学習が楽しくないと感じるときは、まず最初に「なにが原因なのか?」を考えてみましょう。
楽しくないと一言でいっても、その原因は人によってバラバラです。しかし、原因を特定できれば、解決策はわりとスグに見つかります。
考えられる原因はいくつかあります。一例を挙げてみましょう。
- 英語の勉強が楽しくない理由
- ・英語を勉強する目的、目標が決まってない
- ・暗記ばかりしようとしている
- ・英語の教材(アプリや参考書)が良くない
- ・無理な学習スケジュールを組んでいる
- ・お菓子やご飯など、糖分を摂り過ぎている
英語を勉強する目的、目標が決まってない
なんにせよ、人は目的や目標が定まっているとワクワクした生活が送れるものです。
英語学習も同じで「こうなりたい」「これを達成したい」という目標がないと、楽しく継続することはできません。
たとえ一瞬「楽しくない」と感じても、目標があれば「そうだ、自分は◯◯のために英語をがんばってるんだ」と思い出すことで自分を奮い立たせることができます。
目標を決めましょう、というのはすごくありきたりなスローガンに思えるかもしれませんが、じつはこういったメンタルな部分は英語学習においてすごく大切です。
事実、僕も英語の勉強をしていて思ったように上達が見られず「もうやめちゃおうか…」と思ったことが何度もあります。しかし、そのたびに自分が英語を学ぶ目的、目標を思い出すことで継続する意欲を取り戻してきました。
決して大きな目標でなくてもOKです。「この洋書を読めるようになりたい」「あの洋楽の歌詞の意味をわかるようになりたい」「オンライン英会話でやりとりできるようになりたい」など、日常の中からでも目標は見つけられますし、それがあるだけで英語学習を前向きに楽しく行えるようになります。
暗記ばかりしようとしている
英語の勉強は少なからず暗記の要素があります。特に英単語=暗記というイメージが強いと思いますが、暗記ができれば英語が理解しやすくなるのは事実です。
しかし、暗記って楽しくないですよね。ほとんどの人にとって「覚えるだけの勉強」は苦痛だと思います。
もし暗記ばかりの勉強をしているのであれば、一度勉強法を見直してみたほうがいいかもしれません。それだけで英語の勉強に対するイメージはガラッと変わるはず。
僕の場合、英語の勉強を楽しくするために、3つのカテゴリに分けて勉強をしています。
- 3つの英語勉強法
- ・音読、シャドーイング
- ・瞬間英作文
- ・語彙力強化(暗記)※割り切る
僕の英語学習のメインは音読とシャドーイングです。音読とシャドーイングは身体(口、耳、目)をフルに使っておこなう勉強法なので、飽きずに続けられます。
さらに、音読に使う教材を工夫することで英語の勉強はかなり楽しくなります。具体的には英語で書かれたニュース記事を使います。知識や教養を身につけながら英語の勉強ができるので、一石二鳥です。
瞬間英作文は、日本語を見て英語(英文)をつくるトレーニングです。負荷は大きいですが、頭をフル回転させる必要があるので、前のめりになって勉強ができます。また「英語をスラスラ言えるようになった」という実感を得ることができるので、英語の勉強が一気に楽しくなります。
語彙力については、とにかく英単語帳を繰り返し見て音読をします。ここは暗記がメインになりますが、僕は割り切って勉強しています。
ただし、暗記といえど使う英単語帳を工夫することで、比較的楽しく勉強ができます。具体的には、例文の中で覚えるタイプの英単語帳を使うことで、だいぶ苦痛を和らげることが可能です。
たとえば、僕が1番最初にリソースを全振りして大正解だと思った『DUO』という英単語帳が好例です。英単語帳ではあるものの、1つの例文に2〜4つの見出し語が含まれてるので、効率的に語彙力をUPさせることができます。
英語の教材(アプリや参考書)が良くない
英語学習が楽しくない原因は、教材が良くないという可能性もあります。教材そのものが良い・悪いというよりは、自分のやりたいこと・興味に合ってないというほうが正確かもしれません。
たとえば僕の場合「つくられた英語」で制作された英語教材では、まったく英語を楽しいと感じることができませんでした。いわゆる英語教科書に出てくるような、男女や家族の無味乾燥な会話が続くようなやつです。
さきほども説明しましたが、僕は英語ニュースで勉強したり、伝記や歴史について書かれた教材で英語を学ぶことで、一気に英語学習に意欲的になれた人間です。
英語教材を変えただけで、英語学習が一気に楽しくなりました。
ですから、もし英語の勉強がつまらないと感じているのであれば、いま使っている教材は中断して、他の本やアプリに切り替えてみるのが良いと思います。
おすすめは、まず本屋の語学書コーナーに行ってみること。500坪〜1000坪クラスの本屋に行くと、豊富な教材に目を通すことができます。実際に見てみると「こんな面白い教材あったんだ!」という、新しい発見が得られるはず。
僕のお気に入り教材については、以下の記事にまとめてあります。
無理な学習スケジュールを組んでいる
学習スケジュールに無理があるせいで、英語学習が苦痛になっている可能性もあります。
たとえば、学習時間を多く設定しすぎている場合。明らかに時間が取れないのに「1日5時間やるぞ!」と壮大な目標を立ててしまうと、できなかったときの罪悪感ばかりが強調されてしまい、さらにそれが強くインプットされることで【英語学習=楽しくないもの】というイメージが醸成されてしまいます。
まずは1日のスケジュールを冷静に見直してみて、無理のない範囲で英語の勉強時間に充てるようにしましょう。仕事や学校など、外せない予定は先に組み込んでしまって、残りの空いた時間をフル活用すると予定を組みやすいと思います。
スケジュールとも関係してきますが、勉強する時間帯が良くないせいで楽しく感じられない可能性も考えられます。たとえば、1日の終りの疲れ切った時間帯に英語の勉強をしようとしても、疲労感ばかりが出てきてしまい、そのせいで楽しくないと感じている可能性もあります。
人によってどの時間帯が1番勉強に適しているかは異なります。まずはいろんな時間帯で勉強をやってみて「この時間からやると、楽しくできるな」というのを見つけていくしかありません。
僕の場合、午前中にある程度の仕事を終わらせて、午後いちばんで英語の勉強をするようにしています。最初のころは朝イチでやってみたりしましたが、あまりしっくりこず。試行錯誤の末に、ようやく固まった感じです。
お菓子やご飯など、糖分を摂り過ぎている
英語の勉強に限った話ではありませんが、お菓子やご飯(白米)を食べすぎると血糖値の上下によって気分の浮き沈みが激しくなり、それによって英語学習への意欲が阻害されている可能性もあります。
炭水化物を摂取すると血糖値が上昇しますが、その上昇速度はGI値で表すことができます。GI値が低いほうが、糖分が穏やかに吸収されるので、身体への負担も軽くなります。
血糖値の乱高下はメンタルヘルスにも影響しているため、GI値の高い食品(ドーナツやおせんべいなど)を食べすぎると、気持ちの浮き沈みが激しくなり、勉強にも悪影響が出てしまいます。
英語の勉強が楽しくないと感じる人で、炭水化物を好んで食べている人は食習慣を見直すことで改善できるかもしれません。
特に間食などで食べるおやつには要注意。おせんべい、ドーナツ、チョコレート、ケーキ、キャンディーなどはGI値が非常に高いため、食後に意欲が減退することがあります。
反対にヨーグルト、りんご、バナナなどはGI値が低いのでおすすめ。また、大豆食品もGI値が低いため、僕はSOYJOYを箱買いして、おやつ用にストックしています。
英語アプリに切り替えて、劇的な変化が
もう一つ、英語の勉強を楽しくする方法としておすすめなのが英語アプリを使うことです。
特に、僕はスタディサプリENGLISHを使い始めてから英語学習への意欲が劇的に高まりました。
最大の要因は「ディクテーション」と「動画講義」です。スタディサプリENGLISHはアプリとしては珍しくディクテーション(書き取り)のトレーニング、そして動画講義をカリキュラムとして用意しています。
僕は新日常英会話コースとTOEIC対策コースに課金してきましたが、いずれも完成度は文句なし。
英単語も英文法もリスニングもリーディングもライティングもスピーキングも鍛えられる神アプリです。
疑問に思ったところは動画講義で補足説明してくれるので、本当に心強い。
英語の勉強が楽しくないと感じている人は、無料体験ができるのでぜひ一度試してみてほしいです。