英語学習を効率的に進めるためには、アプリの活用が不可欠です。
僕のおすすめは【英単語帳でインプット→アプリでアウトプット】という流れ。
アプリを使うことで、英単語を無駄なく勉強することができますし、暗記の負担も軽減できます。
英単語アプリはスマホで使うことも多いですが、iPadを活用すると英語学習はさらに効率化可能です。
今回はiPadを使った英単語学習のやり方とおすすめのアプリを解説していきます。
スタディサプリENGLISHで英単語
英単語のみならず、英語の4技能をすべてバランス良く鍛えられるのがスタディサプリENGLISHです。
クイズ形式の出題、動画講義、ディクテーション、瞬間発話など英語習得に必要なトレーニングが1つのアプリで完結します。
具体的なカリキュラムは以下のとおりです。
- スタディサプリENGLISHの流れ
- ① 会話理解クイズ
- ② 単語・イディオムチェック
- ③ ディクテーション(英語を聞いて入力する)
- ④ 会話文チェック
- ⑤ キーフレーズチェック(動画講義)
- ⑥ リード&ルックアップ
- ⑦ 瞬間発話プラクティス
- ⑧ 重要表現チェック
スタディサプリENGLISHは英語習得に必要な勉強がすべて盛り込まれています。
そのため、英単語アプリはAアプリ、リスニングはBアプリ、リーディングはCアプリ…のように色んなアプリを使う必要がありません。本当に1個で英語の勉強が完結します。
「そうはいっても、英単語以外の勉強がメインだから非効率なのでは?」と思われるかもしれません。
たしかに、スタディサプリENGLISHは英単語以外のトレーニングもあるので、一見すると非効率に見えます。
英単語というのは「何回その単語と出会うか」、つまり反復によって記憶への定着率が決まってきます。
英単語アプリ単体だと、単語の意味を覚えただけで終わってしまって刷り込み効果が得られず、暗記までに時間がかかってしまうという問題があるのです。
スタディサプリENGLISHならカリキュラム本編でも覚えた英単語が出てくるので、反復学習にも向いています。覚えた英単語を繰り返しいろんな場面で見聞きすることになるので、刷り込み効果が絶大です。
英単語学習とそれ以外のリスニングやリーディングが結びついているほうが短期間で英単語を覚えられるわけですが、まさしくスタディサプリENGLISHがそれを体現しているのです。
僕がスタディサプリENGLISHでの英単語学習をおすすめする理由はもう一つあります。それはアプリの操作画面がシンプルで使いやすく、効果音などを含めたエフェクトすべてにおいて完成度が高いからです(消音も可)。
使ってて気分がいいアプリのほうが、英単語学習が楽しく長く継続できます。
ちなみに、スマホでも使えますが、iPadだと大きな画面で効率的に英語学習に取り組めるのでおすすめです。
ちなみに、スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれていて、自分の目的や目標に合わせて効率的に勉強ができるようになっています。
- 10秒でわかる!スタサプENGLISH
- ① 速攻で日常会話や旅行会話を覚えたいなら → 新日常英会話コース
- ② スグに仕事の現場で使える英語を身につけるなら → ビジネス英語コース
- ③ 最短でTOEICのスコアをアップをしたいなら → TOEIC対策コース
- ※ すべて7日間の無料(無料期間は申込日が1日目となります)
物書堂の英単語アプリ
基礎的な英単語を覚えたら、次のステップとして目的に合わせた英単語アプリを使うのがおすすめです。
TOEICや英検、あるいはビジネスに特化した英語を身につけたいのであれば、それぞれに合わせた英単語アプリを使ったほうが役立ちます。
とはいえ、いろんな英単語帳や英単語アプリを使うのは面倒ですよね。英単語帳を複数冊やるのは場所も取るし重いし。英単語アプリが何個もあると、ホーム画面が散らかりまくります。
そういった悩みを解消してくれるのが、物書堂という会社が出している英単語アプリです。
この英単語アプリは、いろんな英単語帳を1つのアプリに統合してくれます。つまり、TOEICだろうと英検だろうとビジネス英語だろうと日常会話だろうと、あらゆる英単語アプリが1つに収まるのです。
僕は『出る順パス単 英検1級』と『金のフレーズ』(TOEIC対策)という英単語帳を購入し、物書堂アプリで勉強しています。
物書堂のアプリが素晴らしいのは、書籍の内容をきちんと反映しているところです。いや、反映しているどころか大きく上回っているポイントもあります。
たとえば、例文と音声も付属していること。その英単語がどんな文脈で使えるのかまで理解することができますし、発音もしっかり聞くことができます。
書籍だと音声は別のアプリで再生しなければいけないので手間がかかりますが、アプリなら例文チェックと音声再生をすべて1つのアプリ(画面内)でおこなえます。
また、アプリ内では◯×や4つの選択肢から英単語を選ぶ方法など、いろんな解答方式が用意されているのでゲーム感覚で飽きがきにくいです。
iPadでのレイアウトにもきちんと対応していますので、より大きな画面で効率的に勉強ができるのも物書堂のいいところです。
英単語アプリ mikan
mikan というアプリをひとことでいうなら、市販の英単語帳の例文を除外して、単語と意味だけに特化したアプリです。
操作性が非常に高く、学習者のモチベーションを高く保つための工夫が凝らされています。
英単語の意味を4択の中から選んで回答するというシンプルなアプリですが、あらゆる市販の英単語帳に対応しているので【英単語帳でインプット→mikanでアウトプット】という使い方をするのにピッタリです。
僕はmikanも課金して使ったことがありますが、操作のしやすさは全英単語アプリの中でナンバー1だと感じました。とにかくサクサク進められて、ストレスが皆無です。よく考えられてるなーと思います。
もちろん、iPad にも対応しているので端末を選ばないところも素晴らしいです。
ただし、料金が高いというデメリットについては触れておかなければいけません。
mikanは買い切り型ではなく、月額制のサブスクアプリです。そのため、使い続けている間はずっと料金が発生します。
英単語の暗記は長期間にわたることが多いですから、料金の負担は相応なものになるでしょう。
他のアプリにはない操作性や市販の豊富な英単語帳に対応しているといった特徴があるので決して高すぎるわけではありませんが、個人的には買い切りのアプリのほうが嬉しいなと思ってしまいます。
ただし、見方を変えれば「料金を安く抑えるためにも、短期間で覚えきってしまおう!」というモチベーションにすることもできます。人はお金がかかると強くなりますから(笑)
最初のインプットは英単語帳がおすすめ
スタディサプリENGLISHは英単語プログラムでインプットをして、その他のリーディングやリスニングのカリキュラムでアウトプットできるので1つのアプリですべての学習が完結します。
一方、物書堂やmikanなどのアプリは、市販の英単語帳をアプリ化したものです。そのため、例文をじっくり読んだりするのにはあまり適していません。アプリは目も疲れるし、一覧性がないのも気になります。
英単語の暗記は、例文を交えながらやるのが不可欠なので、アプリで英語の意味だけを覚えるのはおすすめしません。
ですから、まずは市販の英単語帳を買って1冊やりきったあとに英単語アプリを使って復習&アウトプットするのが良いと思います。
実際、僕も英検やTOEICの英単語は、市販の英単語帳を買って1周したあとに英語アプリで暗記の仕上げをしています。
繰り返しになりますが、スタディサプリENGLISHはアプリだけあればOKですが、それ以外の英単語アプリについては本とセットで取り組むのがおすすめです。
書いて覚える派ならノートアプリがおすすめ
ここからは余談ですが、英単語を書いて覚えるタイプの人はノートアプリを使うのがおすすめです。
紙のノートに書いてもいいのですが、大量の英単語を書くとそれなりに消費量が多くなるので、コスト的に気になります。
それに、英単語を書き殴っただけのノートはあとから読み返すこともないので、ノートを保存する必要性もあまりありません(達成感を味わうのには役立つけど)。
しかし、iPadのノートアプリであれば、どれだけノートを書いてもコストを気にする必要はありません。書き殴ったあとは消すだけでまっさらな白いノートが復活します。
また、Apple Pencilを使うことで驚くほどなめらかで快適に字を書くことができます。僕もApple Pencilを買ってからはiPadでノートを書くことが大好きになりました。
せっかくiPadを持っているのであれば、Apple Pencilを使わないのは損なのでぜひ使ってみて欲しいです。
もちろん、英単語の勉強以外でも問題集を解くときの解答を書き込むのに使えます。