TOEIC対策は英単語帳とリスニング対策とリーディング対策と…という感じでいろいろな教材が必要になります。公式問題集を買ってやる人も多いでしょう。
しかし、教材をたくさん揃えるのはお金もかかるし、すべてをやりきる精神力も必要になります。
じつは、TOEIC対策はアプリだけでも十分に効果を得ることができます。僕が使ってきて、心からおすすめしたいのがスタディサプリENGLISHです。
どうしてアプリだけでTOEIC対策は十分なのか?その理由とメリットをくわしく解説していきます。
なぜアプリ1つでTOEIC対策ができるのか?
英語アプリというと、コンテンツが貧弱で対策には不十分と思われがちです。しかし、スタディサプリENGLISHを使えば本当にアプリだけでTOEIC対策ができます。
スタディサプリENGLISHの最大の特徴は、カリキュラムがしっかり組まれているところです。具体的には、以下のような流れで学習を進めていきます。
- スタサプ(Part1〜4)の流れ
- ① 例題
- ② 例題講義(動画)
- ③ 単語・イディオムチェック
- ④ ディクテーション(英語を聞いて入力する)
- ⑤ 本文チェック
- ⑥ シャドーイング
- スタサプ(Part5〜7)の流れ
- ① 例題
- ② 例題講義(動画)
- ③ 単語・イディオムチェック
- ④ 本文チェック
- ⑤ スピード音読
上記のように、カリキュラムがしっかり組まれているので、学習者はその流れに沿って進めていくだけでOK。アプリだけで自然とTOEICスコアがUPしていきます。
というわけで、各項目について深堀りして見ていきましょう。
① 例題から始めるメリットは絶大
TOEIC対策コースでは、まず最初に実際の問題を解いていきます。「え、いきなり問題?」と思われるかもしれませんが、問題から解くのってすごく効果的なんです。
なぜなら、問題をいきなり解くことで「自分のできるところ・できないところ」がハッキリするから。強みと弱みがわかれば、弱みを改善していくことに集中すればいいので、効率的にTOEICスコアUPを図ることができます。
また、問題を解くことで聞き取れない箇所(あるいは読み取れない箇所)がわかるので、そのあとの解説やトレーニングに身が入ります。
つまり、問題を解くことから始めることで、勉強する目的・内容をハッキリさせることができるというわけです。
② 例題講義(動画)が神すぎる
動画講義は有名講師の関正生先生が担当しているのですが、これがまためちゃくちゃわかりやすい。
TOEIC対策というとスコアアップのコツばかりに走りやすいものですが、関先生の場合は「なぜそうなるのか?」という英文法の解説を細かくやってくれます。しかも言葉遣いも言い回しもわかりやすいので、文句なし。
正直、これだけでもアプリに課金する価値があるくらいです。例題を解いて疑問に感じるところは、確実に関先生が解決してくれます。
なかには「動画観るのって時間かかるし、面倒だから飛ばしちゃおう」と考える人もいると思います(僕も当初はそうでした)。
でも、動画講義は1本あたり3〜5分と短いですし、なによりポイントを絞ってムダなく進むのでまったく面倒に感じることはありません。僕は動画講義が楽しみになっているくらいで、むしろ動画講義がモチベーションUPにつながっています。
ちなみに、TOEIC対策に特化したアプリで、動画講義がここまで充実しているアプリはスタディサプリENGLISH以外に存在しません。
③ 単語も復習もアプリ1つでOK
スタディサプリENGLISHには英単語のフラッシュカード機能も付いています。見出し語が出てきて、語義を4択から選ぶやつです。
TOEIC対策の第一歩は語彙力強化から優先的にやるべきなので、まずはフラッシュカードで鍛えていきましょう。
英語学習に「復習」は不可欠です。しかし、自分で教材を使って勉強をしていると、ついつい復習を忘れてしまいがちですよね。
スタディサプリENGLISHなら、アプリの中に復習機能も組み込まれているので安心です。自然と復習する習慣が身につくので、それがおのずとTOEICのスコアUPにもつながっていきます。
もし「英単語帳だけは紙の本でやりたい」という場合は、DUOや金フレあたりがおすすめ。単語帳のレビューは以下の記事をどうぞ。
④ ディクテーションで弱点がまるわかり
スタディサプリENGLISHのすごいところは、実際に手と口を動かしてトレーニングができるところです。
ディクテーションというのは、聞こえてきた音声を書き出すトレーニング。
スタディサプリENGLISHでは、TOEICの演習問題の音声を聴いて実際に書き取る(入力する)トレーニングがあって、これがスコアアップに効果絶大です。
なぜなら、聞き取れない音は入力できないので、それがそのまま自分の弱点であることが明白になるから。聞き取れない音がわかったら、このあと続く【本文チェック】でひたすら音読をして、発音やイントネーションを体に覚えさせていく必要があります。
ふだん何となく聞き取れている気分になっている英語も、じつは全然違っていたりするものです。ディクテーションをやることで、効率的に自分の弱みを知ることができます。
ちなみに、ディクテーションを手書きでやろうとするとかなり大変です。音声を一時停止しながらペンで文字を書く必要があるので、圧倒的に手間がかかります。
しかし、スタディサプリENGLISHならスマホだけでなくパソコンでもディクテーションができるので、信じられないぐらい勉強の負担(ストレス)が減ります。
⑤ 本文チェックで音読しまくる
ディクテーションのあとは本文チェックをおこないます。この段階で、問題のスクリプトをすべて見ることができるので、苦手な英文をしっかり音読しておきましょう。
ちなみに、本文チェックはセリフごとに吹き出しが分かれていて、タップするだけで音声を再生できます。苦手な表現や発音は何度も聴いて発音したいですから、スタサプのアプリの操作性は素晴らしいです。
ちなみに、ディクテーションはリスニングセクション(Part1〜4)までの学習でおこないます。
⑥ シャドーイングで英語を自分のものに
シャドーイングはリスニング力向上と発音の向上に効果的です。
聞き取った英語を追いかけて発音するシャドーイングは、実際に声を吹き込んで判定する仕組みを採用しています。つまり、スタサプなら自分の声を録音して、あとで聞き直すことができるということです。
シャドーイングは文字を見ないで音声だけを聴いて遅れてついていくトレーニングなので、負荷が大きめ。一言一句、聞き取れてないとお手本音声についていくことはできません。
負荷が大きい分、やればやっただけ英語力が(そしてTOEICスコアも)UPしていきます。
シャドーイングにここまで特化してアプリがつくられているのはスタディサプリENGLISHだけです。
試験1回200問×20回分の実戦問題集
すべてのカリキュラムを終えて満足…といきたいところですが、スタディサプリENGLISHはまだ手を緩めてはくれません。なんと、テスト20回分相当の実戦問題集が用意されています。
これはいわば模試のような感じで、これまでにやっていた例題をまとめて複数問解いていく練習をおこないます。
TOEICは2時間の試験時間中、ぶっ通しで連続して問題を解かなければいけません。そのため、集中力や精神力をふだんの勉強から育んでおく必要があるんですね。
スタディサプリENGLISHなら、そういった対策もアプリだけでおこなうことができるので、本番を意識した勉強もしっかりおこなうことができます。
紙の参考書・問題集からの開放
最初にも説明しましたが、TOEIC対策をみっちりやろうと思うと教材の数が相応に増えます。
僕がスタディサプリENGLISHを使う前は、単語帳・リスニング&リーディング対策(計2冊)・公式問題集という感じで合計4冊もの本を使っていました。
しかし、これだけの本を最後までやりきるのは精神力が試されるし、単純に物量が多いので挫折しやすいくなります。
ふとした瞬間に「まだこんなにやらなきゃいけないのか…」という感じでメンタルがやられます(笑)
でも、スタディサプリENGLISHでTOEIC学習を完結させると、紙の参考書や問題集が基本的に不要になります。アプリ1つで済むので、気持ちがかなりラクです。
教材がたくさんあるときは「今日はこの本の◯◯ページを開いて…」という手間がありましたが、いまはアプリを起動するだけで勉強を開始できるので圧倒的にスムーズなんですよね。
外出先のスキマ時間に1回3分〜できる
この記事を読んでくれている人の多くは仕事をしている社会人だと思います。最近は在宅ワークの人も増えたと思いますが、まだまだ通勤する人は多いはず。
そうなると、通勤電車、職場での休憩時間、営業先での予定時間までのちょっとした空き時間など、仕事をしていると「スキマ時間」がたくさん生まれますよね。
スタディサプリENGLISHを使えば、そのスキマ時間を使ってTOEIC対策ができてしまいます。
なぜかというと、スタディサプリENGLISHは1回3分程度で完結するようにカリキュラムが組まれているからです。
たとえば動画講義も1本あたり3〜5分程度と短いので、スキマ時間にサクッと視聴することができます。
なにより、スマホ1つで好きな場所・好きなタイミングでTOEICの勉強ができるのが最強だと思います。4冊の本を別個でやっていた時期では考えられない学習法です。
スマホのアプリだけでどこでも勉強できるので、英語学習の習慣化にも役立ちます。
アプリのTOEIC対策には欠点もある…
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策には良いこともたくさんありますが、個人的には1つだけ欠点となりうるポイントがあると思っています。それはマークシートです(IPテストは除く)。
TOEICのテスト本番は、ご存知のとおりマークシートで解答します。僕も過去に何度も試験を受けてますが、このマークシートってなかなか慣れないんですよね。
僕が特にやってしまうのが、解答を1個飛ばしにマークしてしまうこと。気づいたときには5問くらいズレていて、慌てて消しゴムで消して修正。時間がキツキツのTOEICにおいて、このミスは致命的です。
スタディサプリENGLISHではマークシートに慣れることができないので、アプリだけで本番に臨むとマークシートの解答時に少し不安が残ります。
そのため、万全を期すのであれば【スタディサプリENGLISH+TOEIC公式問題集】を組み合わせるのが良いと思います。
スタディサプリENGLISHの無料体験がお得すぎる
スタディサプリENGLISHは3つのコースに分かれていて、TOEIC対策コースを含むすべてにおいて7日間無料(無料期間は申込日が1日目)で体験ができます。
僕は無料体験をやってみて、実際に良さを実感したので課金しました。
1ヶ月単位での支払いになるので、「本番までの3ヶ月間だけやる!」みたいな感じでゴールを定めるとモチベーションも高まるし、お金の節約にもなると思います。
一方、長期的にTOEICの勉強をしたいという人は、1年間のプランにすると月あたりの料金が割引になるのでお得です。
いずれにせよ、解約は簡単にできますので、まずは実際に使ってみるのがおすすめ。以下のリンクから公式サイトにジャンプできます。
スタサプ以外のアプリはどうなのか?
僕はスタディサプリENGLISHだけで十分成果があがるのを実感していますが、ここに至るまでに複数の英語学習アプリを使ってきました。たとえば以下のようなアプリです。
- スタサプ以外のTOEICアプリ
- ・TOEIC公式コンテンツ by IIBC
- ・レシピー(ポリグロッツ)
- ・abceed
TOEIC公式コンテンツ by IIBC
TOEICを運営しているIIBCが公式でアプリを出しています。
無料で使えるのでお得感はあるのですが、コンテンツの内容が薄く、アプリの使い勝手も良くないので「とりあえずTOEICをお試しで味わってみたい」という人にはいいでしょう。
がっつり勉強したい人にはおすすめできません。
レシピー(ポリグロッツ)
基本的にリーディングメインのアプリなのですが、内容が濃いのでTOEICのPart7における長文問題の対策としては非常に有用だと思います。
もちろん、スタディサプリENGLISHだけでも対策はできますが、長文問題に苦手意識がある人はレシピーも組み合わせつつ勉強することで弱点を克服しやすくなるはず。
ちなみに、レシピーというアプリはTOEIC対策専用ではなく、世界のあらゆるジャンルの記事が英語で読めるところに特徴があります。
英語学習だけでなく、読み物として楽しむことができるので、ちょっとTOEIC対策の目先を変えたい人にはおすすめのアプリです。
abceed
abceedは市販の書籍をアプリ化したものです。TOEIC対策でいうと、「金のフレーズ」や「でる1000問」といった教材もアプリで使うことができます。
人によっては「市販の教材で勉強したいけど、本を読むのが苦手」という場合もあると思います。そんな人は、市販教材の信頼性とアプリの使い勝手の良さを合わせ持つabceedでぴったりです。
abceedなら、市販の教材のようにかさばることもないので、持ち歩く荷物を減らすこともできます。